先日、実家の自室を整理していたら、私が高校時代に撮影した飛行機の写真が出てきました。
1980年台前半で、ANAにB747の国内線仕様が就航した頃だと思います。 羽田空港B滑走路、ランウェイ04からの離陸で、対面に位置している京浜島からの撮影です。 この写真は当時のお気に入りで机に飾っていました。とても懐かしくて、眺めていると色々な記憶が蘇ってきました。
当時の私は航空管制官を目指していました。航空管制官っていうのは、空港の高い塔にいて、無線で飛行機にあれこれ指示を出す仕事です(管制塔だけではありませんが・・)。 航空保安大学校という準大学(防衛大学校と同じカテゴリー)への入学が必要で、国家公務員の試験を受けるのですが、自分なりに準備はしていました。 しかし、いろんな事情があり、方向転換して今の仕事に就きました。この話をすると周囲の人たちからは「医者だって全然いいじゃないか」と言われますが、その時はとても悔しくて、それ以降大好きだった空活をピッタリとやめてしまいました。
時は流れて医師になり、大学病院に就職してからは滅茶苦茶ハードな生活で、睡眠は平均4-5時間、その日1日を過ごすのが精一杯と超ブラックな日々を過ごしました。時々羽田空港のことを思い出してはいましたが、とてもじゃないけど行ける余裕はありませんでした。 またプライベートでは30歳で結婚して娘達が生まれ、少ない休日は家族と過ごす貴重な時間となり、自分一人で呑気に空活を楽しむ気持ちにもなりませんでした。
空活が再開したのは最近のことです。医師会の親睦旅行で、日本航空の格納庫見学に行ったことがきっかけでした。
医師会旅行のブログバックナンバー
「やっぱり楽しいな」とピュアに感じ、エアラインへのハートに再び火がついて・・・ その後は毎週のように空港に出かける自分がいます。まさに高校生から40年の月日を経て・・です。 家族も「好きなことをしたら良い」というスタンスなのでありがたいです。
実はこの文章も、羽田へ向かう京浜急行の中で書いています。 さて、今日はどんな飛行機ちゃんと出会えるかな!
40年前と同じ京浜島で最近撮った写真です。とってもクリアに撮れています。カメラ機器の進歩ってすごいですね!
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by yamamoto-jibika
| 2023-11-22 01:04
| 日常