2024年 07月 31日
耳鼻科の処置が苦手な方へ
耳鼻科の診察と聞いて、皆さんはどんな光景を想像するでしょうか?
耳の中に軟膏を塗る
溜まった鼻水を吸引する
喉の奥を消毒する
など。。身に覚えがある方も多いと思いますが、耳鼻科の処置に共通しているのは
「いろんなところに棒を突っ込む」
ということです。
綿棒、吸引管、舌圧子、内視鏡など
これ無くして耳鼻科診察ではないと言っても過言ではありません。
ただ。。
耳鼻科処置が苦手な方がいらっしゃいます。
「ほんとは耳鼻科で薬が欲しいんだけど、痛いのはいやだなあ。。どうしよう。。」
と思っているあなた!
遠慮なくおっしゃってください。
私でもスタッフでも良いです
「処置が苦手な人には無理にやらない」
これが当院の方針です。
当院では、患者さんがどんな処置に対して抵抗があるのか、カルテに残しています。
この情報は診察室のナース、診療秘書にも共有されていて
患者さんが入ってくると、写真のようなカードが診察台に置かれるしくみです。
もちろん鼻を吸ったり、喉を消毒してスッキリした方が良いに決まってるし、やった方がいいです。
でもそれが嫌だから耳鼻科に行かないとなれば本末転倒ですね。
こちらの価値観を患者さんに押し付けないように注意しています。
小さなお子様をお持ちの保護者も方へ
特に3-4歳くらいのお子さんへの無理な処置は要注意です。
自分の意思をうまく表現できない年齢ですが、物心はつき始めています。良かれと思って、思いっきり鼻吸いなどをすると、恐怖のあまりトラウマを起こす可能性があります。
お子様の性質を踏まえて、事前にある程度の説明をするなどして、診察に臨んでいただけるとありがたいです。
by yamamoto-jibika
| 2024-07-31 13:58
| クリニック