2024年 06月 30日
学校検診の思い出
担当している各小中学校に出向いて、全校生徒を一人ひとり診察します。
みんな基本的に元気ですが、時々鼻炎とか耳垢が詰まっていたりすると、保護者連絡用の専用の用紙に病名のスタンプが押されて医療機関への受診を勧める流れです。
私が病名を口頭で伝え、スタンプは保健室や担任の先生がを押してくれるのですが、その風景を見ていると脳裏をよぎる思い出があります。
それは私が高校生の時の出来事です。
その年の学校検診で、私はお手伝い係に任命されました。そして偶然にも耳鼻科検診ブースに配属され、病名のハンコを押す役目を仰せつかったのです。
しかしそれが悲劇の始まりでした。
先生の滑舌が悪いというか、モゴモゴしていて全く聞き取れないんです
先生 「◎$♪×△¥●&?#$!」(多分病名を言ってる)
私 「えっ?もう一度お願いします」
先生 「◎$♪×△¥●&?#$!」
私 「・・・あのう。。聞き取れないんですが。。」
先生 「だからあ、◎$♪×△¥●&?#$!・・ね!!」
私 「えっ?もう一度お願いします」
先生 「◎$♪×△¥●&?#$!」
私 「・・・あのう。。聞き取れないんですが。。」
先生 「だからあ、◎$♪×△¥●&?#$!・・ね!!」
この先生、めちゃ無愛想でガッツリと圧をかけてきます。
医療用語の漢字って難しいし、ボックスの中にはいろんな科の病名スタンプが入り乱れていたので、探すのも大変で半ばパニック状態です。
こんなことが何回も続き、困リ果てた私がとった策は
「何も考えずに手当たり次第にテキトーに押す」
というものでした。
完全にその場しのぎ、というか開き直りですね。
ただそうなると。。
本当は鼻が悪いのに「難聴」とか
全く身に覚えのない病名が付いてしまうことになります。というか耳鼻科に関連があればまだマシで、
身長が一番高いのに「低身長」
筋肉ムキムキのスポーツマンなのに「自律神経失調」
もしかすると男子生徒なのに「月経不順」とか。。
どう考えてもあり得ない検診結果が保護者宛に届くワケで、それを見た親御さんたちはきっと「???(・_・;」だったに違いありません。
さすがにマズイかなと思って、家に帰って父に相談(生前は耳鼻科医で近所の学校医もやってた)したら、怒られるどころか「お前はエライ!大したヤツだ!ガッハッハ」と褒められて、
医療用語の漢字って難しいし、ボックスの中にはいろんな科の病名スタンプが入り乱れていたので、探すのも大変で半ばパニック状態です。
こんなことが何回も続き、困リ果てた私がとった策は
「何も考えずに手当たり次第にテキトーに押す」
というものでした。
完全にその場しのぎ、というか開き直りですね。
ただそうなると。。
本当は鼻が悪いのに「難聴」とか
全く身に覚えのない病名が付いてしまうことになります。というか耳鼻科に関連があればまだマシで、
身長が一番高いのに「低身長」
筋肉ムキムキのスポーツマンなのに「自律神経失調」
もしかすると男子生徒なのに「月経不順」とか。。
どう考えてもあり得ない検診結果が保護者宛に届くワケで、それを見た親御さんたちはきっと「???(・_・;」だったに違いありません。
さすがにマズイかなと思って、家に帰って父に相談(生前は耳鼻科医で近所の学校医もやってた)したら、怒られるどころか「お前はエライ!大したヤツだ!ガッハッハ」と褒められて、
不安で相談したのに大笑いされて気分が楽になったのを覚えています。
そういう経験を踏まえて、病名がうまく伝わってないな、と思った時には、検診を中断してでもキチンと確認するようにしています。
「自分がされて困ったことは他人にはしない」ってことですね。
そういう経験を踏まえて、病名がうまく伝わってないな、と思った時には、検診を中断してでもキチンと確認するようにしています。
「自分がされて困ったことは他人にはしない」ってことですね。
by yamamoto-jibika
| 2024-06-30 07:10
| 日常